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滝沢 真之
JAERI-Research 98-019, 181 Pages, 1998/03
磁場閉じ込め型核融合炉のプラズマ真空容器周辺部におけるスクレイプオフプラズマと炉壁の相互作用(PWI)の中では、水素が炉壁を拡散、透過して裏面側に放出される事象は、トリチウム漏洩の観点から特に重要な研究課題である。本研究は、水素がイオン化あるいは原子化されると透過流量が飛躍的に増大する現象(PDP)を多角的な視点から調べるため、水素原子・イオン、及び電子が混在する低温プラズマ環境下において、数種類の金属材料の試料膜を使用した水素透過実験を実施した。またプラズマから膜への水素入射量の評価を数値解析により行った。そして低温プラズマが駆動する水素透過現象の機構を明らかにし、モデルの形に整理した。さらに本研究でまとめたPDPモデルを基に水素透過ポンプシステムのシミュレーションを行い当該システムの模擬評価に適用できることを示した。
玉井 広史; 小川 俊英; 松本 宏; 小田島 和男; 相川 裕史; 星野 克道; 河西 敏; 河上 知秀; 川島 寿人; 近藤 貴; et al.
Japanese Journal of Applied Physics, 29(10), p.L1911 - L1914, 1990/10
被引用回数:1 パーセンタイル:10.07(Physics, Applied)JFT-2Mトカマクにおけるイオンバーンシュタイン波加熱実験(IBW)の報告である。アンテナ負荷抵抗はプラズマがアンテナに近づくにつれて上昇し、Hモード時は、周辺密度が下がることによって減少した。IBWによる水素イオンの加熱が観測されたが、同時に、スクレイプオフ層の電子加熱も起きており、これは輻射損失の増大をもたらし、この結果、エネルギー閉じ込めは、同一条件における従来型のモード変換加熱に比べ低い値を示した。またHモードプラズマへIBWを入射したところ、きわめて短時間の内に不純物の蓄積が起こり、Hモードプラズマ状態を持続できなかった。
前野 勝樹; 木内 清; 大塚 英男; 山本 新; 仙石 盛夫; 小川 宏明; 中村 博雄
Journal of Nuclear Materials, 138, p.138 - 141, 1986/00
被引用回数:6 パーセンタイル:88.45(Materials Science, Multidisciplinary)MoにTiC被覆した試料をJFT-2Mプラズマにさらし、AES,XPSを用いて表面分析を行った。その結果壁材が試料表面に積っていること、酸素の組成が増加していること、TiCがTiO,Ti(CHx),Tn(CO)等に変化していること等が明らかとなった。プラズマ壁相互作用による不純物の混入を考察する場合、化学変化したTiCとプラズマとの相互作用を考慮することが大切である。
前野 勝樹; 山本 巧; 鈴木 紀男; 藤沢 登
Japanese Journal of Applied Physics, 19(8), p.1509 - 1514, 1980/00
被引用回数:3 パーセンタイル:20.69(Physics, Applied)金属不純物についての実験的検証を行った。スパッタリングによる金属不純物を軽減するために、作動ガス入射によるスクレイプオフプラズマの電子温度の低減化について調べた。スクレイププラズマの電子温度、Mo線の放射強度、放射損失等について、ガス入射とガス中断との位相において調べた。その結果作動ガスの入射はスクレイプオフ層の電子温度を下げ、かつスパッタリングによる金属不純物の流入とそれによる放射損失とを軽減することを明らかにした。そしてガス入射は振動の成長を抑制することも明らかにした。